IBEC s(一般財団法人住宅・建築SDGs推進センター)

住宅・建築産業SDGsチェックリスト/評価ツール

住宅・建築産業SDGsチェックリスト/評価ツールとは

 住宅・建築産業SDGsチェックリスト、評価ツールは、それぞれ住宅・建築産業に関わる企業・団体またはそれらのグルーブ、もしくはそれらの内部組織(事業部、本支店等)を対象に、それぞれのSDGsへの取組状況を包括的かつ比較的簡易に評価し、相互に比較可能とするための「ものさし」です。

 これらのチェックリスト/評価ツールを定期的に実施することで、自社の取組状況の進展度合を確認する有用な手段になることが期待できます。

住宅・建築SDGsチェックリストの一部(ゴール7及び8の記入例)

住宅・建築産業SDGsチェックリスト/評価ツールの特長

チェックリスト

 SDGsは、17のゴールの下に、具体的な達成目標として169の「ターゲット」が掲げられています。

 ただ、「ターゲット」そのものは、「誰一人取り残さない」というSDGsの理念を反映してグローバルな視点で書かれているため、それらに住宅・建築産業がどう貢献できるか分かりにくいという面もあります(住宅・建築産業との関係が薄いものも多々あります)。
 そこで、SDGs推進委員会のワーキンググループでは、住宅・建築関連企業・団体のホームページなど公開情報をもとに、SDGsに貢献するとされている取組の先行事例をピックアップし、それらと「ターゲット」との関係を検証し、やや一般的な表現にしてリスト化しました。
 このリストに基づき、取組を実際に行っているかどうかをチェックし、取組状況を自己評価できるようにしたものが住宅・建築産業SDGsチェックリストです。

評価ツール

 評価ツールでは、SDGsのターゲットに照らして取組状況を評価するというチェックリストの考え方を基本にしつつ、CASBEE-建築等の評価法に倣い、取組の数だけでなく各々の取組に達成目標(KPI)が定められているかどうかをあわせてゴールごとの取組状況を評価する仕組みになっています。特に、取組に具体的な達成目標(KPI)を定めている場合は高く評価します。

チェックリストの活用

 チェックリストは、住宅・建築産業SDGs登録制度(仮称)に企業・団体等が登録する際、最初に自らの取組状況を確認するためのツールとして活用されます。
 また、チェックリストによる企業・団体等の評価結果は、(一財)住宅・建築SDGs推進センター(IBECs)が集約し、統計的に処理して公開します。これをベンチマークとして比較することで、総合点のレベルだけでなく、各々の取組の進み具合や遅れ具合など、SDGsに関する評価者の立ち位置(相対的な位置づけ)を知る手がかりとなるものです。

その他

 チェックリスト/評価ツールとも、実際の取組が採点基準の「評価する取組」に該当するかどうかなど個々の評価者の判断に委ねている部分がまだ多く残されています。これらについては、今後、版を重ねるごとに改善し、「ものさし」としての客観性や安定性を高めて行く予定です。

問合せ先

 

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